地方とIT
地方出身→都会でSE→地方公営企業にSEで就職
のおいらがトラバってみる。
あ、へじさんお久しぶりです。
自分が抱えていたモヤモヤが止まらなくなったので、取り急ぎエントリを作成。
地方のITがうまいこといけてない理由を実感と主観のみでいくつか
1.人材いません
ぶっちゃけると目端が利き、それなりに能力のある人間の多数は地方で一生を終えようと思っていないらしく。地元外の大学→そのまま就職 という流れが多いです。農家の長男とか一族の本家とかそんなの関係ねぇ勢いです。
同級生を見てると強く感じます。
サイボウズは創業者が地元松山で創業したにもかかわらず人材の確保が困難なため、本社を移転した所から爆発的に成長した。
という事例なんかも見逃せないと思います。
九州、北海道はまだ人材が確保できててそうなんだけど四国とかマジで大変なことになってますよ。
2.理解のある「ハンコ押す立場の人」の数の割合
どこの組織でもハンコ押す人がいるわけですけど地方なほど保守的っつーか「ワシ、コンピュータとか嫌いやからね。ガハハ」
等と仰る方がたくさんおり、それがある種の自慢になってるってどうよ。
今でも暴力的なメディアである電話がベストかつオンリーワンツールであり、それを補っているメディアがファクシミリと「噂」なのだ。
3.給料安いし
よくわかんないけど、地方って給与安いですよね。SEの人件費だって首都圏の2割、3割引きがあたりまえ。同じ仕事するなら…ねぇ?4.市場・訴求対象層のパイの大きさ
都会と田舎じゃ、ITのメリットを甘受する世帯の層の絶対数の差がひどい。目を覆いたくなるくらい薄い層。田舎って。
そうなると、IT、WEBへの投資の費用対効果が良いとはいえない感じになりますよね。
5.外注先も少ない
結局県庁所在地周辺でないと、そういう感じの製作会社がいませんから。県庁所在地から車で2時間近くかかる私の仕事場なんか、もういろいろひどいことになってます。
もちろん上に上げたのは顕著な例なんだけど、やはり大半は程度の差があれ、こんな感じが多いと思います。
なので「本当の意味でのIT化」に踏み切れていない地方の大多数の会社・企業・法人は、後継者もいなくてそのままフェイドアウトしてしまう感じのビジネスをやっているところが多いです。
地方はゆるやかに自滅への下り螺旋階段を一段、一段と踏みしめている気がする、というのがUターンしてから5年の間、いろいろと肌で感じた感想です。
景気に左右されず、上層部もITに理解がある職場勤めの私の発言なので、汚いポジショントークだと自覚していますが自分が認識している周囲というのはこんな感じです。
週末にもちっと、しっかりした考察を書く予定。